商標の「格安・簡易出願サイト」は本当に商標のプロ?<特許事務所便り>
最近、電話やメールで商標を出願する「簡易出願サイト」が増えています。
どこも、格安や手軽さを売りに、お客争奪合戦の様相も呈しています。
例えば、下記のフレーズをキャッチコピーにしてるサイトはめずらしくありません。
・出願料無料!
・印紙代も返還します!
・日本一安い!
・他より高ければ対応します!
・全国どこからでも出願!
これらの簡易出願サイトは、価格も安く、事務所に行く必要がないために、一見、ユーザーフレンドリーのようにも見えます。
また、事務所サイドとしても、経験や能力に関係なく、簡単にサイトを出すことができます。
しかし、簡易出願サイトは本当に商標のプロといえるのでしょうか?
私は、簡易出願サイトのあり方に疑問を感じざるを得ません。
例えば、
・電話やメールだけで、お客様の商品・役務やご業務を詳細に分析できない
・商標のことを十分知らないお客様に対して、お客様に応じたご説明が十分できない
・登録後に商標侵害などのトラブルが生じても、遠隔のお客様に対応できない
などの問題があります。
さらに言うならば、ほとんどの簡易出願サイトを見る限りにおいて、担当する弁理士が審査官とやり合ったり、警告・侵害に対応したり、外国にも対応するだけの経験と知識があるように思えません。
お客様にとって価格が安く、労力を削減することは大切なことではあります。
しかし、安かろう悪かろうでは、全く意味がありません。
商標というのは、単に手続だけをすればいいというものではないはずです。
・お客様と実際にお会いして、商標および商品・役務やご業務を分析し、最適な商標登録をご提案する。
・ときには審査官とやりあってお客様の商標を確実に登録させる。
・商標登録後においても、商標侵害などのトラブルに対応する。
・さらには市場のグローバル化に応じて外国の商標もバックアップする。
そして、お客様の大切なブランドを末永くお守りしていく…
私は、それが弁理士として真の商標のプロフェッショナルであると思います。





