関西学院大学MBAに入学〜真の知財経営コンサルティングを目指して〜<特許事務所だより>
於 関西学院大学西宮キャンパス
私事で恐縮ですが、この春、関西学院大学MBA(正式には関西学院大学 専門職大学院 経営戦略研究科 企業経営戦略コース…長すぎる!)に入学することになりました。
大阪大学工学部、中央大学法学部に続けての入学となりますが、大阪大学の前に大阪府立大学中退、防衛大学中退が実はありますので、今回で5校目ということになります。
友人からは大学マニアかと言われることがありますが、私なりに考えて行動しているうちに、いつの間にか多くの大学に行っているといった感じです。
それはさておき、今回のMBAに入学したのには思うところがあったからであります。
特許業界12年(弁理士9年、独立開業してからは5年)を経過し、その間に、多くの知財案件を経験するとともに、技術や法律(知財関連法のみならず一般法も)を勉強して参りました。
決して完璧とは言えないまでも、弁理士としては十分な知識と経験を有していると自負しております。
実際、私の事務所でも多くのクライアントからお仕事を頂き、特に不都合が生じたわけでもありません。
お客様の発明を特許化したり、商品名を商標化していく…私を含めて多くの弁理士がこれらの業務を行っております。
この業務はこれからも大切なものではあります。
しかしながら、「本当に発明を特許化するだけでいいのだろうか?」という思いが1,2年前からおき始めました。
大企業は多くの資本と人材が有するものの(だからといって必ずしも知財戦略ができているとは言えませんが)、中小企業やベンチャー企業は資本も人材も不足しており、十分に知財戦略を構築できていないのが現状です。
最悪な場合には、必要でない特許出願をしたり、逆に必要な特許出願をしていなかったりという状況もめずらしくありません。
それでは、弁理士が中小企業・ベンチャー企業を十分サポートできているのかというと、決してできていないように思います。
ほとんどの弁理士は、言われた発明は特許化するけれども、積極的に特許を経営に活用して知財戦略を構築するといったことはしていないのが現状です。
私は、昨年から中小企業・ベンチャー企業に対して知財コンサルティングを行い、企業の経営力を何とか高めようと努力しています。
そのような中、どうしても自分に足りない知識があることに気づきました。それは、経営(特に技術経営)に関する知識です。
製品開発戦略や事業戦略(経営戦略、財務諸表分析、統計分析、製品開発、データマイニング…)といった、企業経営にとって必要な知識が不足しているのです。
これらの知識がなくして知財コンサルティングを進めたところで、それは単なる特許出願のアドバイスやそれに付随するものでしかありません。
知財戦略を製品開発戦略や事業戦略に融合させていくことによって、はじめて企業の経営力がアップするのだと思います。
これから2年間は週6〜7コマの授業を夜間と週末を利用して受けていくことになり、なかなかハードなものとなりそうですが、頑張って研究していかなくてはなりません。
MBAを通じて経営に関する知識を高め、さらに知財に関する経験と知識もプラスして、中小企業・ベンチャー企業に実践できる知財戦略(私は知財経営や知財マネジメントと呼んでいます)を研究していくつもりです。
中小企業・ベンチャー企業の知財経営をサポートし、ひいては日本国の国力の向上に少しでも寄与できればと思っています(少々話が大きいですが…心意気は大きく!です)






コメント
お疲れ様です。関学入学おめでとうございます!
日本の将来のために頑張ってください!
投稿者: 桑原 | 2008年04月06日 20:58