企業における知的財産部門と他部門の連携2〜知的財産部門の壁〜

企業には、経営企画部門、研究開発部門、製造部門、マーケティング部門、営業部門、広報部門、そして知財部門と多くも部門からなり、各部門が有機的に協同しながら企業経営を進めています。
各部門にはそれぞれ特殊性があるのは言うまでもありませんが、その中でも特に知的財産部門は特殊性が強く、各部門との間に見えない大きな壁があるのではないでしょうか。
と言うのも、当職は現在関学MBAで多くの企業の方とお話する機会が多いのですが、多くの方が知財部門がどいういう部門かわからない(あるいは興味がない)といった感があります。
知財部門と聞いても、「知財の何をするの?」「そもそも知財って何?」「特許を出すところかな」などのイメージといったところです。
このように知財部門と各部門との間に大きな壁が存在する理由には下記のものが考えられます。
・知財の専門職が強い
・数値情報化が難しい
・権利化業務に特化しすぎている
・地味な業務が基本で社内でも目立たない
・短期的に成果が出ない
・人材が不足している
・各部門との連携がそもそも確立されていない
・相手の部門の知識をお互い持っていない
当職なりに考えるに、この中でも大きな問題は最後の「相手の部門の知識をお互い持っていない」ではないでしょうか。
つまり、知財部門は各部門のことを知らず、各部門も知財部門のことを知らないという現状です。
お互いがお互いを知らなければ、連携するどころか、お互いを敬遠して自己の業務に特化してしまい、ますます知財部門が孤立化するおそれがあります。
知財部門、各部門ともにお互いのことを知ることが連携の第一歩になり、ひいてはものづくり会社における効率的な企業経営につながっていくでしょう。
知財部門と各部門のお互いの知識の習得方法については、今後のブログでまたお話していきます。





